映画「七人の侍」レビュー

ちげまゆの記事
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出典:Wikipedia

映画レビューに挑戦です!ネタバレしながら好き勝手書いております。

一言で感想を言いますと「長い!けど面白い!アツい!男!人情!」

かの有名な黒澤明監督の作品、見てみたいとずっと思いながら今回初鑑賞です。

クレヨンしんちゃんの映画「暗黒タマタマ大追跡」では

七人の侍のパロディシーンがあるんですよね〜子供の頃はわからなかったですが。

ちなみに暗黒タマタマもすごく好きな映画です。

「七人の侍おじいさん」たちが戦うシーンもかっこいい。

パロられ元なだけあって本映画では侍の、男の格好良さを感じられて

見ながら何度も「くぅ〜〜〜っ!」と唸ってしまいました。笑

ざっくりあらすじ

時は戦国。

野武士に狙われた村の百姓たちは、これ以上の略奪を許すまいと侍を雇う。

集まったのはほぼ全員初対面の七人。

村人たちを指導し戦いに備える七人の侍たちは、野武士を退けることが出来るのか。

 

以下ネタバレ含みます。注意

お気に入りポインツ

①仲間探しのワクワク

村人たちはまず村を守ってくれる侍をスカウトするために町へ出るわけですが、

この七人が出揃うまでのあれやこれやが楽しかったです。

頼み込まれて助っ人第一号となった勘兵衛は町を見回り、

昔馴染みと偶然再開してスカウト!

不意打ちをかまして実力を見定めてスカウト!

「武力はそれほどでもないけど人柄がイイね」でスカウト!

最後に菊千代(三船敏郎)が誘ってないのに勝手についてきて仲間入り!!

などなどで選りすぐりの七人を集めていきます。

こういう仲間集めシーン好きなんです。

この個性溢れるメンバーでこれからどうなっていくんだ!?というワクワク。

他の好きな映画だと「オーシャンズ11」「エクスペンダブルズ3」でもありましたね。

 

②侍たちの男気

集められたこの七人、みんな人情に溢れたイイ人たちです。

数十人で攻め込んでくる野武士との戦いは命懸け。

しかし百姓たちが差し出せるものは米だけで、

「契約期間中、腹一杯食わせる」というお礼しか出来ない。

「そんなんやってられるか」と誘いを蹴る侍がいましたが、それが当然です。

それでもその境遇を放っておけない男たちが立ち上がるのがこの物語です。

名誉も褒賞も得られないというのに命を賭けて戦う男気!

 

〜好きな男気シーン2

・勘兵衛&七郎次の再会時の会話

侍たちのリーダーとなる勘兵衛が、スカウトで散策中に昔馴染みの部下・七郎次と再会。

仲間を集めている状況を大して説明してないうちから、即YESの七郎次。

勘「せっかく戦で命を拾ったのに、付いてきたら今度こそ死ぬかもしれんぞ?」

七「…(ニヤッ)」

言葉はいらないのです。

・久蔵&勝四郎の会話

久蔵はストイックで無口な実力者。勝四郎は年若く血気盛んで子供扱いされがち。

そんな勝四郎は村の女子と惹かれあい、戦の準備中にも度々こっそり逢引きする。

それを久蔵に見つかってしまいます。

皆にバラされて「そんなことしてる場合かテメー!」と

責められるかと思いきや、内緒にしてくれる久蔵。

勝「何故言わないのですか?」

久「言って欲しいのか?」タチサリ…

実力はピカイチで「己を高めることしか興味ない」と思われていた久蔵が

実は気遣いと優しさも兼ね備えた人物ということが分かります。

このかっこよさ、嫌いな人いないでしょう!

 

③侍と百姓の溝

侍と百姓という、考え・立場の全く違う者たちが協力して敵を倒す訳ですが

その違いが浮き彫りになるシーンがあります。

七人の侍達がはるばる村へ足を運び、歓迎されるかと思いきや

ビクビクして逃げていってしまう村人たち。

「侍は村の女にすぐ手を出すらしい」という噂を信じ込んだせいです。

わたしはここで「命を懸けて戦いに来たというのに、なんてしょーもないんだ!」

と憤りを感じました。

また被害者側だと思われていた村人たちが、時には弱った落武者を襲い

武器や防具を奪っていたと判明します。

両者の間に決定的な溝ができ、あわやチーム解散かと思われたが・・・

ここで菊千代の魂のこもったセリフ。

「お前ら百姓を仏様だとでも思ってたのか?」

「百姓ってのはな、けちんぼで、ずるくて、泣き虫で、意地悪で、間抜けで、人殺しだ!」

「だがそんなけだものを作ったのは誰だ?おめえら侍たちだよ!」

「一体百姓はどうすりゃいいんだ!」泣き崩れる菊千代。

村の長老も「百姓はビクビクするほか能がねえ」と言っていましたが、

戦に巻き込まれ蹂躙されてきた『奪われる側』として

おっかなびっくり小狡く生きるしかない百姓たちの悲哀。

元百姓で侍に憧れてきた菊千代にしか言えない言葉です。

このシーンはグッときて涙ぐんでしまいました・・・。

その後、なんだかんだで村人たちと侍は打ち解けていきますが

侍たちがかます下ネタに村人が漏れなく大爆笑していたのが印象的でした。

2、3回そういうシーンがあったような。笑

みんな下ネタ好きなのね。

いまいちポインツ

①長い!

こちら、3時間半という長さ。久々に休憩画面を挟む映画を見ました。

展開が中弛みするということはないんですが

長時間鑑賞できる体力がある時でないと見られないな〜と思いました。笑

②セリフが聞き取れない

見始めて最初に驚いたのがこれです。

音をいくら大きくしても不明瞭で分からないのです・・・

古い映画だから、録音環境のせいなんでしょうか?

と思ったけど勘兵衛の声は大変聞き取りやすくて、じゃあ演技の問題??

まあとにかくなんでも大丈夫!字幕を付ければモーマンタイ!

ラストシーンについて・・・

「今度もまた負け戦だったな。勝ったのはあの百姓たちだ、わしたちではない」

という勘兵衛のセリフで締めくくられる、余韻のあるラスト。

仲間達の墓を見上げながら、となると切ない気持ちが勝ってしまいました。

あのセリフを聞いた時は、その切ない気持ちのままだったので

『侍に協力してもらった結果、平和を取り戻した村人たちと

その一方、仲間を失い後に何も残らない侍たち』という意味かと思ったのですが

そんな虚しいラストと考えたくはないので、これはナシにしたいところです・・・

犠牲があったのは村人たちも同じ。

それでも生き残った人々で田植え歌を歌いながら笑顔で田畑を耕している。

結局世を強かに生きられるのは、百姓たちということかな・・・

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